狭小住宅の設計に特化した建築設計事務所「サオビ」が、これまでに手掛けた狭小住宅の施工事例をご紹介します。小さな土地に建てる家として空間の広がりと住まう方の完成を大切に、さまざまな工夫を施してきました。こちらでは延床面積が16坪、20坪、25坪の住宅をご覧ください。
16坪
N様邸:東京都中野区
2010年に新築した木造2階建ての戸建て住宅です。設計・監理をしました。木造2階建て一部半地下です。
金額 | 2300万円(設計費込・税別) |
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土地面積 | 48m2(14.5坪) |
延床面積 | 55m2(16.6坪) |
建築面積 | 28m2(8.6坪) |
家族構成 | 夫婦(2名) |
- 建築家のコメント
- 部屋数や面積を最大限確保するよりも、いっそ潔く高さの伸びを大切にするため、天井の高さを3.4mと通常の1.5倍としました。2階は床をフルフラットのLDKに。1階は寝室部分を一段低く、地下に入り込むようにして2階のLDKからトップライトの光を取り込んでいます。スキップフロアと上下階の空間のつながりを楽しめるワンルーム・スキップハウスです。
間取り図面
20坪
島崎邸:神奈川県横浜市
2009年に新築した2階建+ロフトの木の質感が感じられる優しい住宅です。
金額 | 2150万円(設計費込・税別) |
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土地面積 | 52m2(16坪) |
延床面積 | 66m2(20坪) |
建築面積 | 26m2(8坪) |
- 建築家のコメント
- 広さ16坪+ロフト、定員3名。広さより空間の質と広がりを大切にし、「小さく住む」というライフスタイルをスタートさせました。外装・内装には木材をふんだんに使い、時間とともに味が出る家づくりを実現。床材は階ごとに楢、ウォールナット、ラーチと変え、あえて構造材を見せて木のぬくもりを感じさせています。昔ながらのタイルのお風呂、低温式床暖房、木製キッチンなど、住む人に優しいこだわりも随所に散りばめました。
間取り図面
25坪
K様邸:東京都世田谷区
2010年に新築した木造2階建ての戸建て住宅です。設計・監理をしました。「今まで住んできた敷地に、最大限の空間を持った家を建てたい――」そんなご要望を受けて設計したお宅です。
金額 | 2600万円(設計費込・税別) |
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土地面積 | 58m2(17坪) |
延床面積 | 85m2(25坪) |
建築面積 | 34m2(10坪) |
- 建築家のコメント
- 敷地の3方向とも斜線制限が厳しい土地でしたので、いかに立体的に捉えるかがポイントとなった住宅です。天井の取り方や高さ、空間のつながり、窓などさまざまなディテールにこだわりを詰め込んで、限られた空間を広く感じられるように設計しました。間口が狭かったのですが、横の部屋を2つ並べずに「縦に広い」空間をつくることで圧迫感を解消しています。
- お客様の声
- プランで見ていたときは「やっぱり狭いか……」と思っていましたが、できあがってみると吹き抜けや階段の空間効果で狭さを全然感じません。特徴的な階段が我が屋のシンボルです。
間取り図面